いじめっ子が勝利するのが世の中です
こんばんは。
誰も見ていないと思いつつ書いていきます。
いじめられたことがある人によく、
「因果応報」
という言葉で、
”いじめた人はいつか必ずしっぺ返しが来るから”
というのを聞いたことはないでしょうか。
私もいじめられているとき、よく母からそんな言葉をかけてもらい、それをバネに生きていました。
でもそれから10年加えて生きてみて、分かったことがあります。
世の中に勝利するのはいじめっ子です。
子供ながらなんとなく気づいてはいると思いますが、クラスを支配し、先生をうまく利用して、そして嫌なことはいじめられやすい同級生に押し付けて得をする。嫌なら仲間外れにする。
これ、会社と一緒です。
会社には権力闘争という、社長になるための戦いがあります。社長になれる人は普通は人よりたくさん稼いだ人です。人より稼ぐ人とはどんな人でしょうか。
うまく人を利用し、時にうそをつける人です。
例えばあなたが下校途中にボールぺんを買ってくれという人が現れるとします。ボールペンくらい持っているし、タダでももらえますよね。
ここで2人の売人を登場させますので、どちらからつい買ってしまうか想像してください。
売人A「とても書き心地がいいんですよ、ここにノートがあるから書いてみてください。ね、すごいでしょ?」
売人B「これね、ヨーロッパ中で使われているボールペンなんだけど日本からなかなか輸入できないからわざわざ足を運んで買い付けてきてるんだ。これが最後の一本なんだけどどう?」
大げさに書きましたが、それなりに言葉を変えたら買うのって、売人Bからが多いです。大人の社会でも。
嘘でもいいんです。売って自分の売り上げの業績になればそれでいいという大人が偉くなっていくのが世の中です。
そして権力を得ると気に入らない人をいじめて会社から追い出すのもまた現実に大人の世界で行われていることです。
この中で先生が信用できないという方もいると思いますが、その勘、私は当たっていると思います。先生だって自分がかわいいのです。自分を守るために、時に学校全体でグルになって一人の生徒を見捨てることだってあります。
ごくまれに生徒と真剣に向き合ってくれる先生もいますが、身近にそういう先生がいる人は、その恵みを最大限に利用してくださいね。だって学生にはこれから可能性がたくさんある未来があるのですから。
話がそれましたが私を含め、いじめられやすい人は今後もいじめられたとき、必要以上に傷ついてしまいます。嫌な記憶がよみがえるからです。
一人のいじめっ子をやっつけても、またほかのいじめっ子が出てくればとっても疲れやすく感じます。
だからいじめに立ち向かえというのは絶対良いこととは言えないと思います。そもそもこちらが被害者なのになぜ神経すり減らして頑張らないといけないのかと思うと腹立たしいですよね。
そこで考えてほしいのは、あなたなりの生き方です。
今のいじめや、今後の人生でまたいじめられたとき、どうやって回避しようかを考えることです。
私のようにおどけてふざけたキャラクターを演じて、無害な人間を演じることもできます。しかしこれは、低い人間と見られる点でいじめられている地位と変わらないので自尊心を殺す覚悟でやる必要がありますし、精神的にも結構つらいです。
あまりおすすめしません。
私の次の手段は、諦めることでした。
よく考えると、いじめによって人を差別化する人ってろくな人間じゃないですよね。陰口叩いて人を孤立させる人って道徳的にどうでしょうか。最悪ですよね。
悪い人間に「お前が悪い」と言われても、悪い人の価値観で悪いと言われるだけなので、むしろああ、よかったって感じです。
自分の考え方がしっかりしていれば、何をされても悪口を言われても結構平気になっていきます。
まあ、私は会社を辞めさせられちゃったので自己主張の使い方は慎重になった方がいいですが、自分の考えをしっかり持つことって大事です。
いじめられている状況を考えてみてください。
いじめの原因は何なのか。それを直すか、直さないままにするかまで、自由に決めていいと思います。やっぱり自分が悪いと思って、それをやりたくないなら変えた方がいいです。
だってなぜ他人を生きやすくするために、自分の本当の姿を変えなければいけないのでしょうか。直さない方が生きやすかったり自分が楽しいのであればそのままでいいです。
もちろん、人に悪いことをしてはいけないというのは、いじめられた経験を持つ方なら痛いほどに感じていらっしゃると思うのでこんな刺激の強いことを言うのですが。
いくら考えても自分に悪いことがなく、いじめられることもあります。
自分は悪くない理由が言えるようになったら、それは立派なあなたの考え方であり、意見です。意見は生きていく上での宝物になると思うので、大事にしてほしいです。
私が考えるもう一つの考えは、逃げることです。
いじめから逃げて何が悪いのでしょうか。
例えば目の前で危害を加えられそうになって逃げない人なんていないです。
いじめから逃げるのは、自分を守る行為です。何も悪くないです。
そしていじめっ子から距離を取ったことでできた自分の時間を使って、自分なりの考え方、生き方を作っていってほしいです。今後どうやって生きていくか。決して悲観的になることはありません。加害者からうまく逃げて、あなたなりの人生を歩き始める準備をぜひ、してください。
残念ながらいじめっ子が勝利し、嘘つきが笑う世の中です。
いじめられて人の気持ちが痛いほど分かる経験をしたあなたなら、そんな世の中でどう生きていきたいですか。